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サカタのタネ、カリブラコア「ふわリッチ」シリーズ6品種の苗を発売

2013/09/24

サカタのタネは、カリブラコア(※1)の新シリーズ『ふわリッチ』を開発し、2014年春に苗を発売する。『ふわリッチ』シリーズは、従来のカリブラ コアの課題である、節間が伸びやすく扱いづらい、根が弱く過湿になると葉が黄化しやすい、短日期に花が咲きづらいといった点を克服した新しいタイプのカリ ブラコア。花径3〜3.5cmの小さな花がたくさん咲き、春先から晩秋にわたって花を楽しめる。摘芯しなくても株がコンパクトにまとまるため栽培の手間を省くことができ、分枝が旺盛なのでボリュームたっぷりのふんわりとした草姿となる。本来カリブラコアは4月ごろから花が咲き始めるが、短日開 花性に優れる『ふわリッチ』シリーズは、出荷開始時期にあたる3月中旬から開花する性質がある。『ふわリッチ』シリーズのラインアップは、イエロー、 レッド、ライトブルーなど6品種。出荷形態は、9cmポットに1株植えだ。全国の園芸店、ホームセンターではオープン価格で2014年3月中旬ごろから販売する。オンラインショップを含む同社通信販売では6株セット(6品種×1株)2,400円(税込み小売価格)などで、2013年12月1日から 受注を開始し、翌年4月上旬から順次発送。同社直営のサカタのタネ ガーデンセンター横浜でも販売予定だ。

本来の性質としてカリブラコアは、節間が伸びやすく扱いづらい、根が弱いため過湿環境や高pH(※2)土壌ではすぐに葉が黄化し、ひどいときには枯れてしまうといったさまざまな課題を抱えている。さらに、短日条件下では開花しづらいため、カリブラコアの出荷開始にあたる3月中旬時点では花がついておらず、実際の花色を見て購入することが難しい状況にあった。
これに対し、当社は「コンパクトにまとまる美しい草姿を有すること」「過湿環境や高pH土壌に強く栽培しやすいこと」「短日開花性に優れること」これら3つの条件を兼ね備える品種の育成を目標に掲げ、取り組んできた。過湿や高pHに強い特性をもつカリブラコアの系統自体がごくわずかしかなかったため開発には困難を極め、品種の完成に約10年もの歳月を要した。
今回発売する『ふわリッチ』シリーズは、上述のカリブラコアの課題をすべて克服した新しいタイプのカリブラコア。『ふわリッチ』は、シリーズ名のとおりふんわりとコンパクトにまとまった草姿で、3〜3.5cmほどの小さな花を3月中旬から10月いっぱいまで次々と咲かせる。特に一年のなかでも日長の長い5〜8月の最盛期には株いっぱいに花を咲かせ、鮮やかな花色を楽しめる。また、次々と分枝し1株でもボリュームたっぷりになる生育旺盛な性質を持ちながら、摘芯をしなくても自然と株がまとまり、手間いらずで美しい草姿を保つことも大きな特長。
また、同シリーズは従来品種よりも根が強いため、梅雨時などの過湿条件下や、pH7.0以上の土壌でも葉が黄化しづらいという特長がある。さらに、優れた短日開花性により、消費者に対しては「店 頭で実際に花色を見て選べる」「今までよりも早く花を楽しめる」、園芸店・ホームセンターには「いち早く花苗売場を鮮やかに彩ることができる」、苗委託生産者には「裁培期間が短いため省力化が図れる」「早期出荷により、暖房費の削減に貢献できる」「花のついた市場性の高い花苗を供給できる」という多くのメリットを提供する。
『ふわリッチ』シリーズの栽培のポイントとしては、日当たりのよい場所を選び花壇では20cmほどの株間を空けて植え込む。株がコンパクトにまとまるので、『ふわリッチ』の各品種による色鮮やかな寄せ植えなどにおすすめだ。分枝性に優れ、たくさんの花を咲かせるが、8月の猛暑時など花つきが鈍ってきた場合は時々刈り込むことで再び新しい花芽をたくさんつけ、春から夏、そして秋にかけて長期間美しい花を楽しめる。
『ふわリッチ』の名称決定にあたっては、同社の通信販売会員向け会報誌「園芸通信」の誌面上で公募した。 2012年12月25日〜2013年1月31日の募集期間中に多数のご応募をいただいた。同シリーズの特長であるふわっと盛り上がって花がたくさん咲く様子から、「ふわり」「ふわっと」とい う言葉を使われた名称を数多くいただいた。また、花が株一面に咲き続けることでリッチ(高級)感があることから、「ふわっと」に「リッチ」を組み合わせて『ふわリッチ』と命名した。『ふわリッチ』シリーズを上述の会報誌で先行販売したところ、およそ3か月半の短い受注期間だったにも関わらず好調な売り上げとなった。
同社は、今後も『ふわリッチ』シリーズの花色のバリエーションを順次拡大していき、同シリーズをカリブラコアの主力品種として位置づけ積極的に拡販していく。

※1カリブラコア:
学名Calibrachoa sp. ナス科、カリブラコア属の非耐寒性多年草の草花。葉は細長く、ペチュニアを小さくしたような花をたくさんつける。ペ チュニア(ペチュニア属)とは別属の植物だが、ペチュニアの仲間として扱われることが多い。また、非耐寒性多年草扱いだが、株が大きくなれば−4〜−5℃ の気温にも耐えることができ、夏の暑さにも強い。日本では1994年ごろから販売され近年花壇・鉢物材料として広く用いられている。

※2 高pH:
カリブラコアは弱酸性(pH5.5前後)を好むため、高pHの土壌での栽培は不向きとされる。

<読者の方からの『ふわリッチ』シリーズに関するお問い合わせ先>
株式会社 サカタのタネ 小売商品統括部 電話045−945−8872

▼関連リンク
(株)サカタのタネ ホームページ
http://www.sakataseed.co.jp/

written by サチ

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