移動平均線とは、一定期間内の株価の終値の平均値を折れ線グラフに表したものです。その期間の取り方によって「25日移動平均線」「13週移動平均線」などと呼ばれ、ローソク足と一緒に株価チャートに表示して使われます。
では、具体的に移動平均の求め方を見ていきましょう。
5日移動平均を求める場合、過去5日間の終値を足して5で割って平均値を出します。翌日は6日前の終値を除いて当日の分の値を足して5で割ります。つまり、常に直近の5日間の終値の平均値を求めます。この計算を毎日繰り返し、折れ線グラフにしたのが移動平均線ということになります。
過去の一定期間の平均値をとった移動平均線を用いることで、株価の一時的なブレに惑わされることなく、株価の水準やトレンドを冷静に判断することができるのです。


株価と移動平均線を用いて分析をするためのセオリーは数多くありますが、なかでも代表的なのが「グランビルの8法則」です。
この法則は「4つの買いシグナル」と「4つの売りシグナル」で構成されています。たとえば、ずっと下降を続けていた移動平均線が、横ばい、または上昇に変わり、株価が移動平均線を下から上に突きぬけたら「買い」と判断します。反対に、ずっと上昇し続けていた移動平均線が、横ばい、または下降に変わり、株価が移動平均線を上から下に突きぬけたら「売り」と判断します。
ただし、株価には人間の心理なども反映されるため、非合理的に動くこともめずらしくありません。必ずしもこうした法則通りに動くとは限らないので、過度に信頼しすぎないように注意しましょう。

移動平均線を使いこなせれば、より正確に売買のタイミングを図ることが可能になる。