投資の泉
私たちが買える株・買えない株
上場企業の株しか買えない!?
現在、国内には何百万社にも及ぶ株式会社があるといわれています。でも、私たちがこれらの企業の株をどこでも自由に買えるのかというと、実はそうではありません。
例えば、意外に感じるかもしれませんが、ロッテやサントリー、日本IBMなどの株は、一般の投資家が買いたい!と思っても通常は手に入れることができません。
なぜなら、これらの企業は証券取引所などの株式市場に上場をしていないからです。こうした株式市場に上場していない企業は、「非上場企業」と呼ばれています。
私たちが自由に買ったり売ったりできるのは、株式市場に株式を上場している、つまり「上場企業」の株だけ。現在、国内の株式市場に上場している企業の数は約4000社。すべての株式会社の1%にも満たない数なのです。
国内にはたくさんの株式市場がある
上場企業の株は、主に証券取引所を通じて取引されます。証券取引所は、投資家の注文を一堂に集め、公正な価格で安心して売買できるように設けられた施設です。
現在、国内には、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、それにジャスダックの6つの証券取引所があります。証券取引所の中で、上場している企業の株が最も多いのが東京証券取引所(東証)で、以下、大阪証券取引所(大証)、名古屋証券取引所(名証)と続きます。
売買代金をみても、東証が全体の約90%と絶大なシェアを誇ります。それに引きかえ、福岡、札幌の両取引所のシェアは、1%程度のわずかなものとなっています。
また、証券取引所という形にはなっていない株式市場もいろいろとあります。代表的なものとして挙げられるのが、東証マザーズや大証ヘラクレス、名古屋セントレックスです。これらの新興市場は、中堅、中小、ベンチャー企業が多く上場しているのが特徴です。上場基準を緩やかにすることによって、多彩な企業に上場のチャンスを提供しています。
これは、裏を返せば、投資家にとっても多彩な企業に投資するチャンスが与えられるということ。ただし、こうした新興市場に上場している企業は、比較的規模が小さく、発行済み株式数も少ないため、値動きが大きくなりがちです。成長著しいベンチャー企業に一攫千金の夢を託してみるのも楽しいですが、反面、リスクの高い市場だということも覚えておきましょう。

国内には6つの証券取引所がある。なかでも中心的存在なのが東京証券取引所だ!
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