投資には、常に価格変動による元本割れや投資先の破綻や倒産といったリスクがつきまといます。こうしたリスクをできるだけ軽減するために有効なのが、「分散投資」という考え方です。
例えば、株式投資でいえば、ひとつの銘柄に全部の資金を注ぎ込むと、運用結果はすべてこの銘柄の値動きに左右されてしまいます。思い通りに値上がりすればそれだけリターンも大きいですが、大幅に値下がりすれば一気に損失が出ることに!
一方、複数の銘柄にバランスよく投資している場合を考えてみましょう。
この場合、銘柄によって値動きはそれぞれ異なりますので、ある銘柄が値下がりしたとしても、他の銘柄が値上がりすれば、その利益で損失をカバーできるかもしれません。
昔からよく言われている投資に関する格言に「ひとつのカゴに卵を盛るな!」というものがあります。卵を複数のカゴに分散して盛っておけば、万が一どれかひとつカゴを落としてしまっても、他の卵は無事だという意味です。
投資をするときには、この「分散投資」という考え方がとっても重要になります。リスクを低減させるためにもしっかりと「分散投資」を心がけましょう!

株を買ったはいいけれど、自分が買った銘柄の値動きが気になってどうにも落ち着かない……という人は少なくありません。
確かに、「株価が上がったら、すぐに売却して利益を確定しよう」と思っている場合、株価をマメにチェックしなければなりません。でも、株価が気になるあまり、仕事や家事が手につかないというのでは困りもの。
そこでオススメしたいのが、長期的な視点を持って投資に臨む、いわゆる「長期投資」です。どのぐらいの期間であれば「長期」と呼ぶのかという決まりはありませんが、短くても半年から1年、長ければ10年超の場合もあります。
長期投資のメリットは、なんといっても売買に時間や手間をかけないですむというところ。一度買ったら、少なくとも半年は保有することが前提なので、1日に何度も株価をチェックする必要はありません。目先の動きにとらわれずに資産として持ち続け、十分値上がりしたところで売却すればいいわけです。
また、銘柄によっては、長期で保有していると、本決算や中間決算を迎えるたびに配当金や株主優待が届きます。これらは保有している間、何度も繰り返し繰り返しもらえるので、長い目で見ると意外と大きなリターンになりますよ。
| メリット | デメリット | こんな人に向いている | |
| 短期売買 |
・資金を効率的に回転させることができる。 ・急に現金が必要になっても対応しやすい。 ・売買そのものを楽しむことができる。 |
・いつも株価を気にしていなければならない。 ・売買委託手数料がかさむ。 ・失敗が続くと運用資金が大きく減る。 |
・株価をマメにチェックして売買注文を出せる、時間的余裕がある人。 |
| 長期投資 | 配当金や株式分割、株主優待を繰り返し受けることができる。 売買に時間や手間をかけないですむ。 |
・株価が下がると「塩漬け」になり、資金の運用効率が下がる。 ・急に現金が必要になると、損していても売らなければならないことも。 |
・当面使わなくていい余裕資金があり、リスクの少ない運用をしたい人。 |
投資のリスクは、分散投資で減らすことができる。長期でじっくり運用するのもおすすめ。