投資には、通常の預貯金では到底実現できない利益を手にできる魅力を秘めています。しかし、だからといって、手持ちのお金をすべて投資していいかというと、そうではありません。ひとくちに「お金」といっても投資に向くものと向かないものがあるのです。
投資に向くお金とは、特に使い道が決まっていないお金や、遠い将来に叶えたい夢のためのお金など、長い時間をかけて成長を待つことができるお金です。
例えば、「今はシングルだけどいつか結婚するかもしれないから結婚資金をためておこう」…といった場合、貯めているお金はまだ使い道がはっきりしたものとはいえません。また、「いつか自分のお店をもちたい」、「いつかキャリアアップのために留学したい」といった漠然とし夢のために貯めているお金もあることでしょう。
このような必要な時期や金額がはっきりしていないお金は、万が一投資に失敗しても生活に困ることはないので、投資向きのお金といえるでしょう。
「来年、結婚をする予定がある」、「3年後にマンションを買う」――このような目的のために投資を考えているのであれば、あまりオススメはできません。
近い将来に予定しているためのお金は安全第一!「大きく増やす」ことよりも、「減らさずに増やす」ことを優先しましょう。
確かに、マンションを買うまでに、投資でお金を大きく増やすことができたら、当初予定していた物件よりも、ハイグレードな物件を買うことができるかもしれません。
でも、投資にはリスクがつきものです。マンションの頭金を払い込むという段階になって、投資先の企業の株価が大きく値下がりしたり、倒産したり…なんていうことになったら大変です。
使い道がはっきりしていて、その期限が3年以内のお金は投資に向きません。元本保証を第一に、預貯金や定期預金で運用したいものです。
また、投資を始める前には、日常の生活費や急病や失業など、もしもの場合に備えたお金を必ず確保するようにしましょう。急に収入が途絶えたり、まとまった出費が必要になっても慌てることのないよう、預貯金などすぐに引き出せるお金で運用するようにするのがポイントです。

投資には向くお金・向かないお金がある。それを見極めるだけでリスクはかなり減らせる。