FXを始めたいのだけど、業者選びはどうすればいいの?

最近、相次いで耳にするのが、FX業者の経営破たんのニュースです。為替の変動によるリスクはFXをやる以上致し方なし…と覚悟を決めるにしても、取引業者が経営破たんしたために、預けた資金が戻ってこないなんていう事態になったら、泣くに泣けません。リスクを上塗りしないためにも、FX業者は慎重に選ぶ必要があります。
安心して取引できるFX業者を選ぶために注目したいのが、「分別管理」「信託保全」「自己資本規制比率」といった言葉です。なんだか堅苦しい言葉ばかりですが、これらは、信頼できる業者を選び抜くためには避けて通れません。
「分別管理」とは、投資家から預かった資金を自社の資産と分けて管理を行うこと。改正金融先物取引法によってすべての業者に義務付けられています。
イメージとしては、「分別管理が行われていれば安心」という気がしませんか?でも、理想を言えば、これだけでは不十分。「分別管理」よりも一歩進んだ「信託保全」を行っている業者が理想といえます。
「信託保全」とは、投資家の資金を自社の資産と分けたうえで、信託銀行に信託することです。これがしっかりと行われていれば、万が一経営が破たんしてしまうような事態になっても、預け入れた資金が信託銀行から戻ってくるので安心です。
ただし、実はちょっと困った問題があります。それは、すべての業者において「分別管理」「信託保全」という2つの言葉がキレイに使い分けられているわけではないということです。各業者のウェブサイトを見ても、「分別保管」「信託分別管理」などという具合に、よく似ているけれどちょっと違う表現がたくさん使われています。ですから、言葉の所在だけを確認して安心するのではなく、その言葉の意味するところまでこだわってチェックする習慣をつけましょう。
そしてもうひとつが、「自己資本規制比率」です。これは、FX業者が、短期的な為替の変動に耐えられるかどうかをチェックするのにとても重要な指標です。最低でも120%以上をキープすることが法律で義務付けられていますが、できるだけ高いほうが、財務の健全性は高いといえます。200%、300%と自己資本規制比率に余裕のあるところを選ぶとよいでしょう。
また、自己資本規制比率は為替の変動によっても上下します。300%あるはずが、いつの間にか120%ギリギリのラインまで落ち込んでいた…ということも十分にあり得ます。一度チェックしたらオシマイ、というのではなく、継続的にチェックするのがおすすめです。
なんだかんだ言っても、どの業者と取引するかは自分次第。ここにも自己責任の原則は立派にはたらきます。安心して取引を行うためにも、信頼できる業者をしっかりと見抜く眼を養いたいですね。
