円安は、私たち消費者だけでなく、企業にも大きな影響を与えます。
円安で損をするのは、エネルギーや原材料を海外から輸入する企業。円安に進むと輸入コストがふくらんで、企業業績の大きなマイナス要因になります。例えば、物を輸入する商社、燃料をたくさん使う航空会社や運送会社、電気・ガス会社などが挙げられます。
例えば、8月からツナ缶の値上げを発表したはごろもフーズは、マグロなどの原材料高と円安を値上げの理由に挙げています。為替の影響が回りまわって、私たち消費者に対する値上げにもつながっているのです。
その一方で、円安でトクをする企業もたくさんあります。電機、機械、自動車メーカーなど、欧米に向けて製品を輸出している企業では、円安がプラスに働きます。例えば、トヨタ自動車の場合、為替相場が円安に1円動いただけで、なんと100億円トクをするといわれています。