ここで注目したいのが、インフレ、デフレと「お金の価値」の関係です。
インフレの場合、モノの値段が上がると、同じ商品やサービスを手に入れるために支払うお金が増えます。つまり、見方を変えると、それだけお金の価値が下がることを意味します。デフレの場合はその逆です。
つまり、モノの値段とお金の価値は一方が上がればもう片方は下がる、シーソーのような関係にあるということになります。
「元本割れして後悔するくらいなら、増え方は超スローペースでも安全・確実な預貯金がいい!」――こんなふうに考える人は少なくありません。
確かに、過去のデータをもとにすると、1970年に郵便局の通常貯金に1万円を預けると、30年ちょっとの間に利息がついておよそ2.1万円に増えている計算になります。郵便局に預けておくだけで2倍以上に増えるのなら、それで大満足♪という気がしなくもありません。
でも、ここでインフレによる物価の上昇を思い起こしてください。30年ちょっとの間に、モノの値段は4〜5倍に上がっていましたよね。つまり、30年前に1万円出して買えたものが、現在は4〜5万円の値段になっている、ということになります。
ところが、お金というと、1万円が2.1万円にしか増えていません。つまり、利息がついているにもかかわらず、お金の価値はかなり目減りしていることに。
こうして考えると、安全・確実な預貯金に預けるばかりでは、リスクを避けているようで、実はインフレというリスクを背負い込んでしまっているということになります。つまり、本当にお金の価値を上げていくには、インフレを追い越すペースで、お金を増やしていく必要があるということ。その手段のひとつが、投資なのです。
「リスクをとらないことがリスクになる」。これは、お金と上手に付き合っていくうえでとても重要なセオリーです。このセオリーを頭に思い浮かべて、思い切って投資の第一歩を踏み出してみませんか?
人生のお金の流れは、ちょっとした心掛け次第で変えることができます。「貯める」「増やす」「稼ぐ」の合わせワザで、欲張って「今も将来もハッピー!」を実現しましょう。