株主優待狙いでデパート株を買う際に気になるのは、チケットを使った場合の割引率です。でも、割引率が高ければよいかというと、そうとは限りません。
なぜなら、同じ割引率の優待チケットを手に入れるにしても、購入に必要な金額やもらえる枚数が違えばおトク度が異なるからです。
株主優待制度のある大手デパート8つについて、株主優待の充実度をチェックしてみましょう。
まずは、優待特典の目玉である割引率の比較から。最高の10%の割引率を提示していたのは、松屋、大丸、伊勢丹、近鉄の4社でした。続いて三越と高島屋が7%を提示、パルコとさいか屋は5%でした。
続いて気になるのが、株主優待を得るために必要な株の購入金額です。復習ですが、株主優待を得るために必要な最低購入金額は、通常、株価×単元株数で計算します。この場合の単元株数は、1株の銘柄もあれば、100株、1000株としているところもありますので気をつけましょう。
最低購入金額から購入のしやすさを比較してみると、1位はパルコの120200円。2位は松屋で151200円、3位は伊勢丹の191800円、4位は近鉄の239000円と続きました(2006年11月24日の終値ベース)。ちなみに、高島屋は1510000円、大丸は1278000円と、100万円をはるかに上回っています。銘柄によって随分差があることがわかります。
| 順位 | デパート名 | 最低購入金額 |
|---|---|---|
| 1 | パルコ | 120200円 |
| 2 | 松屋 | 151200円 |
| 3 | 伊勢丹 | 191800円 |
| 4 | 近鉄 | 239000円 |
| 5 | さいか屋 | 335000円 |
| 6 | 三越 | 534000円 |
| 7 | 大丸 | 1278000円 |
| 8 | 高島屋 | 1510000円 |
(2006年11月24日の終値ベース)
これらを踏まえてマネージュスタッフが勝手にランキングしたところ、デパートの株主優待ランキング総合1位は松屋。2位は伊勢丹、3位は近鉄百貨店となりました!
ちなみに、松屋の買い物カードは、105円以上の買い物なら何度でも利用できます。権利確定日は年に2回で、2月に権利確定をした人は1年間、8月に権利確定をした人は半年間有効のカードが発行されます。食料品や海外ブランド、セール品には一部利用制限があるものの、何度でも使えるのはうれしい限りですね。ただし、店舗が銀座と浅草にしかないというのが難点かも……。
| デパート名 | 松屋 | 伊勢丹 | 近鉄百貨店 |
| 権利確定月 | 2月・8月 | 3月・9月 | 2月・8月 |
| 最低取得単位 | 100株 | 100株 | 1000株 |
| 株価 | 1512円 | 1918円 | 239円 |
| 最低購入金額 | 151200円 | 191800円 | 239000円 |
| 優待商品 | 買い物カード | 買い物割引券 | 買い物割引券 |
| 割引率 | 10% | 10% | 10% |
| 枚数 | 1枚 | 3枚 | 25枚 |
| 利用制限 | 105円以上の買い物で利用可。利用回数や金額の上限はなし | 3150円以上の買い物で利用可 | 2100円以上の買い物で利用可。1万円を越す場合は複数枚を使用 |
| プラス特典(1) | 優良文化催事の入場無料(本人他1名) | クイーンズ伊勢丹10%割引券20枚 | 近鉄グループレジャー・宿泊施設の各種割引 |
| プラス特典(2) | 松屋グループ飲食店などで割引 | 株主優待クーポン券(駐車場、理美容室・駐車場などで利用可) | 株主優待クーポン券(レストラン、旅行5%優待ほか) |
デパートの権利確定日は2月、3月に集中しています。言うなれば、これからの季節は株主優待をゲットするのに絶好のチャンス!ランキングを参考に、使えるデパートの株主優待はどこか、狙いを定めてみてはいかがですか?