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搾りたて!記事

2012年、外貨投資・国際分散投資をはじめるならここに注意!


新しい年が始まって約1ヶ月。昨年から続く歴史的な円高をうけて、「今年は外国の資産に投資したい!」という方もいることでしょう。


外国の資産に投資するには、「外貨投資」と「国際分散投資」の2つの方法があります。

 

「外貨投資」は、外貨建ての金融商品に投資をすることです。具体的には、外貨預金、外貨建MMF、外貨建債券、外国株式、FX(外国為替証拠金取引)等への投資がこれにあたります。

「国際分散投資」は、投資の対象を世界に分散させる投資方法のことです。複数の国や地域の資産を対象にした投資信託に投資をする、あるいは複数の「外貨投資」を組み合わせることで「国際分散投資」ができます。

 

どちらの方法も、投資の対象を日本円や国内に限定する方法に比べて、リスクを分散しリターンを安定させる効果が期待できます。


でも、ただ複数の通貨や国に分散させるだけでは、期待通りの効果は望めません。一口に「世界」といっても、投資先の国の経済状況によって、通貨のリスクや、値動きの性格が異なるためです。

 

そこで、外貨投資・国際分散投資を始めるときに知っておきたい注意点と、特に2012年に注目したいポイントをまとめました。

 

■ポイント1:金利・利回りに左右されない!

 


外貨投資の魅力は、日本の預金に比べて金利が高いこと。

2012年1月10日現在、日本円の定期預金の金利は0.036%前後。これに対して米ドルは0.01%〜0.558%、ユーロは0.1%〜0.3%、豪ドルは2.0%〜4.24%などとおおむね高い水準です。(※注参照)

 

また外貨建て債券や株式、投資信託には、預金よりも高いリターンを期待できるものも多くあります。特に中国、インド、ブラジルなど新興国を対象とした証券は、2ケタの利回りを出すこともあります。

 

しかし、高金利の通貨や利回りの高い証券に惑わされるのは危険です!これらのリターンは約束されたものではありません。外貨預金や外貨建て債券は、利率が高くても日本円に戻したときの為替レートによっては元本を下回ることもあります。株式や投資信託は値動きが激しく、購入時の価格から大きく下がることもあります。

 

「金利・利回りの高さ=リスクの大きさ」にもなりうることを意識しておきましょう。

 

※注:筆者調べ。金融機関によって金利は異なります。

 


■ポイント2:一極集中は厳禁!投資対象は広く、浅く!

 


2011年の世界経済にダメージを与えたヨーロッパ諸国の債務問題は、今年も大きな足かせとなる見込みです。ユーロ圏の経済成長率はマイナスか0%と予測されています。

 

一方で世界経済のけん引役といわれているのは新興国です。経済成長率は中国で9%前後、インドで8%前後、ブラジルで3%前後と高い水準を維持するとみられています。ただし、ユーロ経済の悪化により、その勢いが徐々に落ちていることも見逃せません。これらの国の経済成長は、ユーロ圏への輸出に頼る部分が大きいためです。

 

2012年は、新興国と欧米の間にあった経済成長率の差が以前よりも小さくなると考えられます。また世界経済が全体的に不安定な状態ですから、予想外の展開が起こる可能性もあります。ですから、一つの国や地域に大部分の資産を投資するのではなく、少しずつ、幅広い地域を対象に投資をして、リスクを分散しましょう。


■ポイント3:購入するタイミングは複数に分ける!

 


外貨投資・国際分散投資に限ったことではありませんが、同じ投資商品を一度に沢山買わないことも大切です。値動きのある商品の価格は、経済の情勢とともに日々変動します。

 

そこで「積立投資」を利用して、価格の「ブレ」に振り回されないようにしましょう。

 

「積立投資」は、同じ商品を定期的に一定額ずつ買い付ける方法です。これは「ドルコスト平均法」とも呼ばれ、商品の価格が高い時には購入量を少なく、安い時には購入量を多くできる方法です。この方法で商品を買い付けていくと、毎回の購入単価が平均化されるので、結果的に価格のブレに振り回されにくくなります。

 

積立ではなく、まとまった資金で購入したい方は、各国の景気のターニングポイントに注目するとよいでしょう。経済会議や国のトップ交代などがあると、金融政策の変更や雇用対策が実施され、その国の景気動向が変わることがあります。また、こうしたイベントの前後には株式価格や為替の動きが激しくなります。大きなイベントがある時期は、しばらく様子を見てから投資を始めるのも一案です。

 

なお2012年も、世界各国でさまざまなイベントが予定されています。以下に主なイベントを挙げましたので、参考にしてみてくださいね。

 

【2012年注目のイベント】

1月14日 台湾:総統選

3月4日 ロシア:大統領選

5月6日 フランス:大統領決選投票

5月19日 G8首脳会議(シカゴ)

9月 日本:民主党代表選

10月 中国:中国共産党大会

11月6日 アメリカ:大統領選

12月19日韓国:大統領選など・・・

 

 

 

written by ファイナンシャルプランナー・加藤梨里/FPwoman−Club




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