2008/07/11
2008年上半期のビール系飲料のシェアが発表になりました。これによると、1〜6月におけるシェアは、1位アサヒビール(37.5%)、2位キリンビール(36.7%)、3位サントリー(13.0%)。これまでベスト3に常駐していたサッポロビールは、12.1%と初の4位転落です。
この明暗をわけたのは、節約志向でニーズの高い「第三のビール」の出荷を減らしたこと。価格競争の激しい発泡酒や「第三のビール」ではなく、看板商品である高級ビール「エビス」で差別化を図ろうとしたものの、失敗に終わってしまったという見方もできるかもしれません。
しかし、高級ビールそのものにニーズがないかというと、そうでもない様子。「エビス」の販売数量は451万ケースと11%減っているのに対し、サントリーの高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」は481万ケースと、20%も販売数量を伸ばしました。これにより、高級ビールのシェアにおいても、1位の座を明け渡す結果となっています。
社名に“ビール”と銘打っているにも関わらず、本命の高級ビールでも、旬の「第三のビール」でも、苦戦を強いられているサッポロビール。これからやってくる夏本番での巻き返しに期待したいところです。
ちなみに、アサヒビール、キリンビール、サントリー、サッポロビール・・・、どれも私たちにとって耳に馴染みのある企業ですが、唯一、サントリーだけは上場していません。名が知れていても、意外と未上場の企業もあるんですよ。
大竹のり子
ファイナンシャルプランナー。(株)エフピーウーマン代表取締役。
大学卒業後、出版社での編集者時代を経て独立。マネー関連の書籍や雑誌の執筆、講演、テレビやラジオへの出演を通じてお金の基本をわかりやすく啓蒙している。
女性ファイナンシャルプランナーの全国ネットワーク「FPwoman*Club」を主宰。