日経新聞ナナメ読み
2008/02/07
【24面】中国製ギョーザの意外な(?)波紋
中国製ギョーザの問題が発覚してから約1週間。単なる品質管理上の問題かと思いきや、中国政府が「故意の犯行の可能性」を示唆するなど、謎は深まるばかりです。
そんな中、31日のナナメ読みでも挙げたJTや加ト吉といった当初の関係企業にとどまらず、意外な方向へと波紋が広がっています。市販品を買わずにギョーザを手作りする人が増えたため、東京・大田市場でのニラの平均卸値は1月下旬に比べて23%上昇。ギョーザの皮も前年の1.5倍の勢いで売れているのだとか。
そういえば、昨日の夕刊15面には、安価な冷凍食品の買い控えから、家計の負担も家事をする人の手間も増えているという記事が載っていました。
消費者はとかく「食」の問題には敏感。このように、ひとたび問題が発覚すると、消費者心理や消費行動に目に見えた変化が起こり、それがマーケットにもダイレクトに影響を及ぼします。
言い方を換えると、この「変化」を先回りして読むことができれば、(こうした問題に便乗してリターンを得ようとすることの是非はともかく)有望な銘柄を発掘するのに役立ちそうです。
「私の消費者心理、消費行動はどう変わっただろうか?」…そんなふうに自分に置き換えてみるのが銘柄探しのヒントにつながるかもしれません。
大竹のり子
ファイナンシャルプランナー。(株)エフピーウーマン代表取締役。
大学卒業後、出版社での編集者時代を経て独立。マネー関連の書籍や雑誌の執筆、講演、テレビやラジオへの出演を通じてお金の基本をわかりやすく啓蒙している。
女性ファイナンシャルプランナーの全国ネットワーク「FPwoman*Club」を主宰。
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