日経新聞ナナメ読み
2007/11/14
【19面】花王とカネボウ化粧品の知られざる関係!?
カネボウ化粧品が、決算期を12月から3月に変更するそうです。
カネボウ化粧品といえば、「REVUE」や「KATE」といったブランドを擁する化粧品メーカー。上場企業ではありませんが、女性なら誰でも名前を知っている企業といえるでしょう。
このカネボウ化粧品が決算期を変更することで影響を受けるのが、花王です。
花王といえば、入浴剤や洗剤が主力というイメージが強いですが、一方では「SOFINA」「AUBE」などの強力ブランドを持つ化粧品メーカーでもあります。この花王、一見カネボウ化粧品の競合に見えますが、実はカネボウ化粧品の親会社。
そこで、3月決算の花王に足並みを揃えるため、カネボウ化粧品の決算期を変更することになったというわけです。
実際には、カネボウ化粧品の2008年1〜3月分の利益が、タイムラグとして花王の4月以降の決算期に加算されることになります。「それなら花王の来期の利益は大幅増加?」と思うかもしれませんが、化粧品メーカーにとって、1〜3月は新製品発売に向けたマーケティングの費用がかさむ時期。実際の影響はそれほど多くないことが予想されるそう。
日々消費者目線でしか見ない化粧品も、ちょっと視点を変えれば経済が見えてきます。経済を学ぶための糸口は、私たちの身の周りにまだまだたくさんありそうです。
大竹のり子
ファイナンシャルプランナー。(株)エフピーウーマン代表取締役。
大学卒業後、出版社での編集者時代を経て独立。マネー関連の書籍や雑誌の執筆、講演、テレビやラジオへの出演を通じてお金の基本をわかりやすく啓蒙している。
女性ファイナンシャルプランナーの全国ネットワーク「FPwoman*Club」を主宰。
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