2007/06/07
訪問介護大手の「コムスン」が介護事業所の指定を打ち切られることになったというニュースが多くの人の関心を呼んでいます。本日の日経新聞でも例に漏れず、あちこちのページで取り上げられています。
コムスンは、著書『プロ経営者の条件』でも知られる折口雅博氏が会長を務めるグッドウィル・グループのなかでも中核を担う企業です。それゆえに、今回の事件がグッドウィル・グループの株価に与える影響はかなりのものとなりそうです。
ところで、こうした大きな事件や不祥事が発覚した場合の株価の反応は、真っ二つに分かれることが多いようです。ひとつは、事件へのマイナスの印象に引きずられて業界全体の株価が下がるパターン。そしてもうひとつが、同業他社の株価が一気に上がるパターン。
今回のケースでいえば、いまのところどうやら後者の模様。ジャパンケアサービス、ニチイ学館といった同業の企業が、シェア拡大の思惑から軒並み株価を上げています。
「介護」という消費者と直接対峙する業界だけに、注目度の高いこのニュース。一消費者としても、一投資家としても高い関心を持って動向を見守っていきたいと思います。
大竹のり子
ファイナンシャルプランナー。(株)エフピーウーマン代表取締役。
大学卒業後、出版社での編集者時代を経て独立。マネー関連の書籍や雑誌の執筆、講演、テレビやラジオへの出演を通じてお金の基本をわかりやすく啓蒙している。
女性ファイナンシャルプランナーの全国ネットワーク「FPwoman*Club」を主宰。