株式投資
投資ってどうして必要?
バブルのちょっと前へタイムスリップ!
景気回復ムードも本格化して日経平均株価の伸びも好調な様子に、バブルの再来を心配する声もチラホラ。バブル時代を描いた映画やドラマが目立つのもそのせいかもしれません。
そこで…、というわけではないのですが、バブルの少し前、1970年代にタイムスリップしてみましょう。1970年代といえば、ちょうど皆さんが生まれた頃でしょうか?
ケンタッキーフライドチキンやマクドナルドが日本に上陸したり、アニメのドラえもんがスタートしたりしたのもこの頃です。
当時の物価はというと、たとえば、新聞の1ヵ月の定期購読代は900円、タクシーの初乗り料金は150円、ハガキの切手代は10円でした。それが現在では新聞代4,000円、タクシーの初乗り660円、ハガキの切手代50円になっています。
商品やサービスによって差があるので一概には言えませんが、ここに挙げたもので考えると、30年前と比べると物価は4〜5倍に膨れ上がっていることになります。
| 1970年代の価格 | 現在の価格 | 倍率 | |
| 大卒の初任給 | 4万961円 | 19万6,200円 | 4.8倍 |
| タクシーの初乗り料金 | 150円 | 660円 | 4.4倍 |
| JRの初乗り運賃 | 30円 | 130円 | 4.3倍 |
| 新聞の1ヵ月の定期購読代金 | 900円 | 4,000円 | 4.4倍 |
| ハガキ1枚の切手代 | 10円 | 50円 | 5.0倍 |
| 菓子パン | 30円 | 110円 | 3.6倍 |
「インフレ」といわれてもピンとこないけれど…
ところで、新聞やテレビのニュースでよく「インフレ」という言葉を耳にしませんか?
インフレとは、モノの値段が継続的に上がることを指します。経済用語に馴染みのない人にとってはいまひとつピンとこないかもしれませんが、でも、実はこうした物価の上昇がまさに「インフレ」なのです。
反対に、モノの値段が継続的に下がることを「デフレ」といいます。1970年代に生まれた人にとっては、就職からつい最近までが長い長い平成大不況。物心ついてからデフレしか経験していないという人もいるかもしれませんが、ちょっぴり長いスパンで捉えてみると、インフレは確実に進行してきていたようです。
リスクを取らないことがリスクになる
ここで注目したいのが、インフレ、デフレと「お金の価値」の関係です。
インフレの場合、モノの値段が上がると、同じ商品やサービスを手に入れるために支払うお金が増えます。つまり、見方を変えると、それだけお金の価値が下がることを意味します。デフレの場合はその逆です。
つまり、モノの値段とお金の価値は一方が上がればもう片方は下がる、シーソーのような関係にあるということになります。
「元本割れして後悔するくらいなら、増え方は超スローペースでも安全・確実な預貯金がいい!」――こんなふうに考える人は少なくありません。
確かに、過去のデータをもとにすると、1970年に郵便局の通常貯金に1万円を預けると、30年ちょっとの間に利息がついておよそ2.1万円に増えている計算になります。郵便局に預けておくだけで2倍以上に増えるのなら、それで大満足♪という気がしなくもありません。
でも、ここでインフレによる物価の上昇を思い起こしてください。30年ちょっとの間に、モノの値段は4〜5倍に上がっていましたよね。つまり、30年前に1万円出して買えたものが、現在は4〜5万円の値段になっている、ということになります。
ところが、お金というと、1万円が2.1万円にしか増えていません。つまり、利息がついているにもかかわらず、お金の価値はかなり目減りしていることに。
こうして考えると、安全・確実な預貯金に預けるばかりでは、リスクを避けているようで、実はインフレというリスクを背負い込んでしまっているということになります。つまり、本当にお金の価値を上げていくには、インフレを追い越すペースで、お金を増やしていく必要があるということ。その手段のひとつが、投資なのです。
「リスクをとらないことがリスクになる」。これは、お金と上手に付き合っていくうえでとても重要なセオリーです。このセオリーを頭に思い浮かべて、思い切って投資の第一歩を踏み出してみませんか?
人生のお金の流れは、ちょっとした心掛け次第で変えることができます。「貯める」「増やす」「稼ぐ」の合わせワザで、欲張って「今も将来もハッピー!」を実現しましょう。






