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「ビックマック指数」で為替レートが読める!?
毎年、年末年始になると決まって新聞や雑誌に掲載されるのが、為替レートの予想レンジです。経済評論家や経営者などの専門家が、今後1年間の為替レートがいくらぐらいの範囲で動きそうなのかを発表するわけです。
こうした予想レンジには、専門家それぞれのコメントも添えてありますが、これが実におもしろい。なぜなら、専門家の立場や考え方によって注目している観点が異なるから。為替レートは数多くの要因を複雑に織り込んで変動するため、どんなところに注目するのかによって予測の結果が大きく異なってくるというわけです。
こうした観点のひとつとして挙げられるのが、「購買力平価」です。購買力平価とは、かいつまんで説明すると「為替レートが通貨と通貨の購買力の比率によって決定される」という考え方です。
たとえば、皆さんはこんな経験をしたことがないでしょうか。
旅行先のアメリカで買い物をしようとスーパーに寄りました。そこで、普段愛用しているものと同じ洗剤を発見!でも、その洗剤の値段を確認したところ、近所のスーパーでは200円ぐらいなのに、1ドル=100円として計算すると……えっ?800円もするの!?
商品そのものの価値は同じはずなのに、日本円に換算したときの価格にあまりにも開きがあると、なんだかアンバランスな印象を受けますよね。こうしたアンバランスはやがて是正されていくはず……という考えのもとに適正な為替レートを導き出すのが購買力平価です。
この購買力平価を示すものとして有名なのが、その名も「ビックマック指数」。イギリスの代表的な経済新聞である「The Economist」が発案した指数で、ご存じ、マクドナルドの「ビッグマック」の価格から、各国の購買力を計算した指数なのです。
この指数の計算方法はしごく単純です。たとえば、日本でビッグマックが300円、アメリカで2.5ドルだとすると、300円÷2.5ドル=120円。つまり、1ドル=120円 がビックマック指数から見た適正な為替レートということになります。
もちろん、為替市場はビックマック指数を中心に動いているわけではないので、指数が現在の為替レートに比べて円安だから、円高だから、といって為替レートに影響を与えるとはいえません。でも、こんな身近なところから自分なりに為替レートの動きに思いをめぐらせることもできるのです。
海外に旅行の予定があるなら、為替レートの行方を占うためにビッグマックの値段をリサーチしてみるのもおもしろいかもしれませんね。











