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通貨にはそれぞれ「ニックネーム」がある
通貨には、それぞれ万国共通の呼び方や書き方があります。
たとえば、私たちにとってもっとも愛着のある「円」は、ローマ字表記で「Yen(イェン)」。「¥」というマークも馴染み深いですね。
同じように、米ドルは「Dollar(ダラー)」や「$」。SMAPの歌にも「$10」(テンダラーと読みます)というタイトルのものがありますし、「$」という表記は、イラストや漫画でも外貨の象徴のように使われています。
他の通貨に目を向けると、スイスフランの「Swissie(スイスィ)」、カナダドルの「Can(キャン)」「Candoll(キャンドル)」のようにかわいい響きのニックネームで呼ばれているものもあります。
イギリスポンドは「Sterling(スターリング)」です。“Sterling”とは、「正真正銘」「純銀の」といった意味合いの言葉。これは、もともとは1ポンド通貨が純銀で作られていたことに由来するようです。
また、イギリスポンドのもうひとつの呼び名が「Cable(ケーブル)」。これは、以前はアメリカからイギリスまで大西洋を横断する海底ケーブルで繋ぎ、為替の取引を始めたことの名残りのようです。
オーストラリアドルは「Aussie(オージー)」。オージービーフのあのオージーです。そしてニュージーランドドルは「kiwi(キウィ)」。キウィとは、ニュージーランドに生息するダチョウ目キーウィ科の鳥のこと(Wikipediaより抜粋)。同じくニュージーランドの特産品であるキウィフルーツは、茶色の毛で覆われた外見が鳥のキウィと似ているからその名がついたとも言われています。
余談ですが、日本国内での共通通貨が「円」と定められたのは明治4年のことです。一説によると、人々がお金を表すときに人差し指と親指で円を作ったところから「『円』という名前であれば誰でもお金だとわかるだろう」と大隈重信が言ったために、「円」という名前になったのだとか。なお、ローマ字表記が「En」でなく、「Yen」なのは、幕末まで「エ」を[je]と発音したためと言われています。
通貨のニックネームの裏に歴史あり。こんなふうにニックネームから通貨を捉えると、取引対象としてだけではなく、その後ろにある国の歴史が透けて見えてきて、ますます興味が湧いてきませんか?











