FX&外貨
「政策金利」
「政策金利」とFXの関係
これだけは知っておきたい!外為キーワード、第7回でご紹介するのは、「政策金利」です。
FX取引を行うのであれば、必ずチェックしておきたい重要指標のひとつが政策金利です。政策金利とは、一般に各国の中央銀行が一般の銀行にお金を貸す場合に適用される金利のこと。中央銀行にとって政策金利を上げ下げすることは金融政策の要といえます。
政策金利の動向は、その国の景気だけでなく、為替相場にも大きな影響を与えます。
なぜなら、お金というものは基本的に金利の低いところから高いところへと流れるものだから。ある国の政策金利が上がれば、高い金利をお目当てに世界中からお金が集まってきます。その結果、通貨の需要が増すので為替レートが上昇しやすいというわけです。
また、為替差益だけでなく、スワップを狙う場合にも政策金利の動向をつかむことは欠かせません。取引している通貨の金利差が大きくなれば、受け取るスワップも、支払うスワップも金額が大きくなる可能性が高いからです。
このように、FX取引の損益に直接的な影響を与えるのが政策金利なのです。
日本の「政策金利」の正体は?
ところで、日本の政策金利というと「公定歩合」という言葉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
確かに、以前であれば、中央銀行である日銀(日本銀行)が一般の銀行にお金を貸す場合に適用される利率である公定歩合が、政策金利としての役目を果 たしていました。しかし、金利自由化が一気に進んだ1994年以降は、日銀から直接お金を借りるのではなく、市場からお金を調達しようとする銀行が増えた ため、現在では公定歩合は政策金利としての意味合いを持たなくなっています。
そして、公定歩合から重要な役回りを引き継いだのが、「無担保コール翌日物」と呼ばれる金利です。なんだか聞き慣れない言葉ですが、無担保コール翌日物とは、銀行同士が担保なしに資金を借り、翌日に返済を行う場合の金利のこと。短期金利の代表格ともいえる存在です。公定歩合が意味を持たなくなった今、この無担保コール翌日物の金利を一定の水準に誘導することが、日銀の金融政策の重要な仕事なのです。
なお、こうした各国の政策金利や過去の推移、今後の発表予定などは、インターネットで簡単に調べることができます。ぜひこまめにチェックする習慣をつけてくださいね。







