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ガイア(株)代表取締役社長
山一證券(株)、メリルリンチ日本証券を経て、アメリカ、ブランダイズ大学にてMBA取得。
独立系FPとして、個人投資家への資産運用アドバイス、ワインとマネー(投資)を一緒に学べる新しいスタイルの投資教育事業などを展開中。
名前:Aさん(仮名)
性別:女性
年齢:30代
既婚・夫の年収650万円
1男1女
3連休を利用して香港に行ってきたAさんの目的は観光だけではなかった。香港にある銀行に口座を開くのがメインの目的だった。Aさんにそのような行動を取らせたのはある本がきっかけであった。その本には今後日本はタイタニックがゆっくり沈んでいったように、沈没し、破綻していくだろうという予測が論理的且つ大胆に書かれていた。その根拠が正しいかどうかはAさんには分からないが、少子高齢化や700兆円にも上る膨大な日本の借金などを考えると、日本沈没という考え方にもある程度は納得できると思った。そして、その本は日本の金融機関だけにお金を預けるだけでなく、海外の銀行にも資産を分散した方がいいと薦めていた。
その本を読んでからAさんの頭から“日本沈没”という言葉が離れなかった。すごい資産を持っているわけではないが、二人の子供達にきちんとした教育は受けさせたいし、いずれはローンを組んで憧れのマイホームも手に入れたい。そうするとコツコツ貯めた800万円が余計に大切に思えてきて、日本が沈没するのなら、その前に手を打たなければと思い、海外の銀行に口座を開くことに決めたのだった。
いざ現地に行くと、口座を開設するのにそんなに難しい作業はなく、あっという間に手続きは終わった。しかし、もちろん書類は全部英語であり、取引はWEB上で出来るといってもこれも英語である。英語が苦手なAさんは、口座を開いたものの、今後どうやって取引をしたらいいのか分からず不安になり私の診療所に訪ねてきた。
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