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ガイア(株)代表取締役社長
山一證券(株)、メリルリンチ日本証券を経て、アメリカ、ブランダイズ大学にてMBA取得。
独立系FPとして、個人投資家への資産運用アドバイス、ワインとマネー(投資)を一緒に学べる新しいスタイルの投資教育事業などを展開中。
名前:ゆかりさん(仮名)
性別:女性
年齢:30代
未婚・年収500万円
30代のゆかりは上場会社に勤めるOLである。あまり派手な暮らしは好みではなく実家でパラサイトをしているので、そんなにお金も使わない。年に1度、女友達との海外旅行とエステにお金を使うぐらいである。
会社の仕事もルーティン的なものが多く、早く経済力のある旦那を見つけて、専業主婦になってもいいかなと思っているが、日々の生活の中にはそのきっかけさえもなく、合コンに行くのも少し疲れていた。
そしてある日、同期の幸子からある健康食品会社の株が上がるらしいという話を聞いた。確かにその会社は最近よく雑誌でも目にするし、芸能人も愛用しているらしい。「この前、新宿に出来た直営店に行ったら、入りきれない程の人だったよ。クリスピークリームの行列かと思うぐらい。かなり儲かっているよ、あの会社」と興奮気味に話す幸子にゆかりも「へ〜、そうなんだ。そう言えば私まだクリスピークリーム食べてないな。」「ね〜、銀行に預けていても全然増えないんだから、ちょっとぐらい買ってみない?」という幸子にゆかりは(そうね、使う予定のないお金が普通預金に500万円あるから、100万円ぐらいは冒険してもいいかもね)と思った。
幸子に教えられてネット証券に口座を開き、1株20万円のその銘柄を2株買ってみた。幸子も買ったらしく、たまに食堂で会うと「あの株が上がったら、三ツ星レストランでも行きましょうよ」と二人でほくそ笑んでいた。
3ヶ月後、その会社が決算発表をしたらしく、業績は良かったのだが、証券アナリストとか言う人の期待よりは低かったらしく、急落。一気に半分になった。ネット証券の残高を見るたびにルージュで書かれたような真っ赤に染まったマイナス20万円という数字が頭から離れない。
(何が三ツ星レストランよ、幸子が変なことを言わなければこんなに損をだすこともなかったのに。20万円もあったら、前から欲しかったBottegaのバックが買えるじゃない)と思いながらも、簡単に人の話に乗ってしまった自分を少し反省しつつ、でもどうして行列ができるほどの会社なのに株価が下がるのかが腑に落ちなかった。そこで一度専門家に聞いてみようと思い立ち、私の診療所に訪ねて来た。
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