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「ロールオーバー」

「ロールオーバー」とは?

これだけは知っておきたい!外為キーワード、第5回でご紹介するのは、「ロールオーバー」です。

実際に取引をしたことがある人ならおわかりかと思いますが、FXでは、先物取引のように「いつまでに最終決済しなければならない」といった決済の期限を意識することは通常、ありません。強制的にロスカットされる場合を除いて、自分が「ここで売ろう」「そろそろ買い戻そう」と思うタイミングまでポジションを持ち続けることができます。

当たり前のように感じるかもしれませんが、実は、このようなことができる裏側では、画期的ともいえる仕組みが働いているのです。

それが、今回ご紹介する「ロールオーバー」です。

ロールオーバーとは、決済日を1営業日ごとに自動的に延長していく仕組みのこと。本来、外国為替取引は取引が成立してから2営業日後に決済を行うのが原則ですが、それだとあっという間に1回の取引が終了してしまうので、次から次へとポジションを建てなければ取引を続けることができません。忙しい人にとってはなかなかハードルが高くなってしまいます。また、長期で保有してスワップを受け取り続けるという手法も使えなくなってしまいます。

しかし、実際には、ロールオーバーを行うことで、決済日を自動的に延長することができます。これによってこうした煩わしさを感じることなく取引ができるのです。

 

「ロールオーバー」はいつ行われる?

では、実際にロールオーバーはいつ行われているのでしょうか?

ロールオーバーは通常、ニューヨーク市場がクローズした後に順次行われます。つまり、FX業者によって誤差はあるものの、日本時間の早朝4〜5時ごろに行われるという場合が多いようです。

なお、ロールオーバーが行われると、その時点で持っているポジションをいったん自動的に決済し、改めて持ち直すことになります。したがって、この瞬間をまたぐと、それまでの評価損益が確定損益へと変わることになります。

また、決済期限を延長した分の通貨の金利差についてもロールオーバーと同時に精算が行われます。つまり、スワップが確定するのもこの瞬間ということになります。「スワップが毎日受け取れる」というFXの大きな魅力の秘密はここにあるのです。

ロールオーバーという仕組みが私たちにもたらす恩恵は意外と大きいもの。ぜひこの機会に覚えておきましょう。


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